エッ！？もう２月終わり！？？はっやいな〜〜(^^;;;)。模型はな〜〜んにも進んでませんよ、ハイ。昨日は祖父の一周忌法要(ちょっと早いけど)があり、また先週、先々週と毎日帰宅が遅かったからねぇ〜〜。世の中はオリンピックで盛り上がっていましたが、とても夜中はっちょうテレビ見る気にはなりませんでしたわ･･･。
　本当はそろそろ赤ペに行こうかと思っていたんですが、もうちょい０７Cを続けることにします。いろいろ中途半端なまま来ている０７Cですが、一番中途半端なのがモノコックなのよね。いまだにハンダ盛りができないでいます。というのも、どうもノーズ形状が満足行かず、あとで直すことになりそうな気がしてたんですよ。ノーズカウルの形状はモノコックに影響してくるからね。不安要素を残したまま突っ走るわけにゃいかんのです。
　一体何が気に入らないのか、なかなかわからなかったのですが、タイヤやリアウィングをつけたものを見慣れてくるうちにやっと原因を見つけました。左の画像はそれを多少改良したものなんですが、どこをいじったかわかりますか？実はフィレットとノーズを後方にずらしたのです。まずサイドポンツーン前端を後退させ、フィレットは後方に延長しました。そしてトドメにノーズを１ミリ切り詰めました(別ウィンドウで開く画像はいずれも向かって左が加工後です)。資料と首っ引きで調べてみるとわかるのですが、このクルマのロッキングアームはフィレットの中央ではなく、随分前の方につくんですね。以前の状態と比べてもらうとわかると思いますが、要するにロッキングアームから前が長すぎたわけです。そうとわかれば対策はわりと簡単なんですが、なかなか思い切れないのが人情。だってもとのプロバンスのキットに比べて、ノーズはもうかなり短くしていましたからね。これ以上は削れないと思っていました。まだ現時点ではフィレットの前後長とノーズのバランスが不安なので、これまた見慣れるまで待つことになります。微調整で決まってくれるといいですね。

　どうやら頻繁に更新できるのも、今月はこれが最後みたい。明日からは仕事が忙しくなって、模型をさわれる時間が減りそうです･･･(T_T)。
　とりあえず車高や足回り系が一段落しましたかね。まぁ細かいすり合わせやリファインがあちこちに残っていますけど、一通りはメドが立ちました。残るは前後のウィング、コクピットなどですが、コクピットは最難関のモノコック改造を克服しないと先に進めませんから、それよりもウィングを先に片付けることにします。
　０７Cのリアウィングは、翼本体は０７に似ていますけど、翼端板の形が違うんですよね。Ｆ１モデリングを見ると、０７に似た横長の形をした翼端板を使ったこともあるようですが、主に用いられたのは真四角のカッコ悪いヤツ(真四角ではないか(^^;)。０８でも用いられる独特の形状で、こんなのつけてるクルマ、他にいませんよ。ブッさいくですね〜
でもソコがいい！

　･･･え〜〜、この翼端板は単純な形ですから、金属板を切り出してすぐにつくれます。が、今回はベースに使ったプロバンスの０７Ｄについてきたエッチングパーツを持ってくることにしました。せっかくのパーツなんだし、もったいないもんね。また、まっすぐつったっているリアウィングポストですが、これも非常にシンプルな形状なので、金属板かプラ板で自作が可能です。ただ、今回はテナリブの０７Ｂに付いてきたパーツがあったので、これまたもったいないので使いました。でもテナリブのそのパーツってぇのは、こうゆうシロモノですから、余分な箇所を切り取って、寸も詰めて、かなりシェイプアップしてから使うことになります。自作した方が早い気がする(^^;;)。さらに、リアウィングとステイの接合部にはフェアリングがあるようですから、これも金属板のハンダ細工で作ってみました。軽くオーバースケールですが、まぁいいか。実はここが一番時間がかかりました(^^;;)。リアウィング下面の曲線とは隙間なくフィットして欲しいので、後でポリパテで調整することにしましょう。
　キットのストレート組みだったらあまり悩まないところですが、今回はいろんなものの混ぜこぜということで、色々マッチングに気を使っています。リアウィングでは、高さの調節に迷いました。テナリブのウィングポストを使ったのはいいけど、そのままでは高すぎたんですよ。では削って低くすればいいんですが、どの辺まで下げればいいのか判然としない。最終的には妥協できる落しどころを見つけましたが、普通にキットを作っている場合はまず悩まないことでしたね。

　懸案事項のフロントセクションです。なぜ懸案かというと、このクルマは前輪が０７とかなり違うんですよ。この年はレギュレーション改定で、ホイール径が１５インチに拡大され、大きなタイヤが使えるようになりました。７９年の０７とも、８０年の０７Ｂともサイズの違う車輪。コレをどうするか･･･。悩んだ末に、タイヤはフジヤのＢタイプ、ホイールはタメオ０７ストレートで行くことにしました。本当はタメオの０７のホイールでは小さく(実際フジヤＢタイヤにはユルユルです)、タイヤのサイドウォールなんか違和感があるんですけどね。極力０７のパーツを使うという前提上、他から流用パーツを持ってくるわけにもいかないし、自作してもタメ様のシャープさには及ばない改悪になる危険性大。あきらめましょう。実は後輪も本当は０７より細いはずなんですが、こちらもホイール幅をいじれない関係上、そのままです。前輪ほどは目立たないので、問題ないでしょう。ちなみにリアタイヤはフジヤのＤタイプ。前輪と後輪で違うセットを使ってます。もったいねーーーー(^^;;)。
　さて、ロワアームを組んで、上記のようなコンビネーションの車輪をつけてみると、偶然にも現在の車高で全くストレスなく組めることがわかりました。これはちょっと驚きましたね。０７の元キットとは車高もタイヤ径も違うのに、モノコックのダボ穴どおりに穴を開けるだけで組めてしまうとは・・・(^^;)。
　しかしアッパーアームはそうはいきません。まずフィレット(ボディ側のロッキングアームカバー)の裏を削りこんで、アームがはまる穴をあけておきます。これはセッティングがすんだらフタをする予定。
　さてこのクルマは０７よりアッパーアームがかなり高い位置にセットされるらしく、オリジナルのままだと、ロッキングアームはフィレットよりも随分下に来てしまいます。しかし、フィレットにあわせてボディ側だけ高くすると、前から見たときアッパーアームがハの字型に傾いてしまってマヌケ。アップライト側も同様に高くセッティングしなくてはならないみたいですね。タメオ０７の組み立て指示では、ロッキングアームの突端にあるダボを、アップライト側のダボ穴に差し込むようになっていますが、この突端のダボを１段下げましょう。ダボの下側にハンダを盛り、アップライト側のダボ穴にすんなりはまるように整形。結局アッパーアームとアップライトはこんな風にまとまります。アーム全体が底上げされて、前から見たときも不自然ではない上反角がつくようになりました(^^)。ちなみにこのロッキングアームは、０７、０７Ｂに比べて一回り太いそうです(ｂｙＦ１モデリング)。０.３ミリ厚の真鍮板を貼り付けて、すこし太らせておきました。
　いや〜今回は微細なハンダ付けを強いられ、ドキドキでした。そういえば長いことハンダごてを持ってなかったな。去年の夏以来かもしれない。何をやっていたんだか(^^;)

　高くなってしまった車高をどうするべぇか？一番簡単なのはリアセクションをまるまる底上げすることです。もともとギアボックスの下部を削りこんで沈んだ状態にしたのですから、満足な車高を得るまでかさ上げしてやればよろしい。ただし、ボディカウルのリアエンドのクリアランスがギリギリで、このままではあまり底上げもできません。エンジンカウル後部は１ミリプラ板で作り直したんでしたね。ちょっと厚みが気になっていたところでもありますし、これを裏側から削り倒しましょう。およそ０.５ミリ程度まで削りこみ、リアセクションを限界まで持ち上げました(昨日の画像と見比べて見てください)。その結果、目標値どおりの底上げに成功！さらに微調整して、２ミリあった車体下のゲタは最終的に１.３ミリまで落とすことができました。プラ板で試作したサイドパネルを取り付けてみると、このようになります。･･･あんまり変わらないか(^^;;)。マジックで黒く塗った部分はサイドスカートのココロ。ちょっと上下幅が広すぎますね。もう０.５〜１ミリは細いはずです。０７Ｃは、０７や０７Ｂに比べるとスライディングスカートがない分、サイドパネル大きいんじゃないかな。でもまぁ、なんとかまとまったんじゃないですかね？
　いや〜しかし危なかったなぁ。モノコック下面もずいぶん低くなってしまったし、事実上車高は限界です。なんとか妥協できるレベルに落ち着いてラッキーでした。
　といっても、今はできたばっかりなので、どうしても上手くいったように見えてしまうんですよ。ボディ全体のバランスを見ると、まだちょっとこなれていない印象も受けます。 サイドパネルは長すぎるし、まだ未着手のフロントタイヤや、前後ウィングとの兼ね合いも、これから検討していかなければなりません。先は長いです。

　ようやくボディの上下を合わせることができるという、普通のキットのスタートラインに立ちました(滝汗)。次は車高調整。その前に平板で車高合わせができるように、車体にベース固定用のナットを仕込みます。
　シャシーとボディをつなぐビスの前方には広いスペースがあります。ここにナットを埋め込むことにしましょう。普通、この手のナットはアンダーパネルに固定するものですが、それだとナットを水平に取り付けられないことがあったのでね。車体の該当個所を大きめに切り欠き、そこにポリパテを充填しておきます。アンダーパネルにナットとネジを仕込んでおき、ボディと合体。ポリパテうにゅ〜法と呼ばれる方法ですね(←勝手に名づけるな(^^;)。
　お次はリアセクション。ギアボックスやドライブシャフトが適正な位置にくるようにタイヤを配置し、その上でボディの車高を決めることができます。
　リアセクションはほぼ１００％タメオを使います。タメオの０７の精度の良さは驚異的ですが、やはりそこはヨンサン。少しはユーザーが面倒を見る部分も残っています。例えばロッキングアーム支持架。フロント側はリア側よりやや高いので、ギアボックスに溝を切り、もっと下げてやる必要があります。それからキットのままだとリアセクション全体が浮きすぎて、後輪が接地しないという弱点がありますから、ギアボックスのパーツの、アンダーパネルと接する部分を大きく削り込んでおきました。これでリアセクション全体が沈み込みます。ちなみにリアセクションとカウルエンドとのすり合わせはこんな感じ。ちょうどいいんじゃないでしょうか。
　さて、車高調整に入る準備が整いました。 アンダーパネルの下に２ミリのゲタをはかせて様子を見たのが左の画像。たしか以前に作った０７もゲタは２ミリだったと思いますが・・・高いような気がしますよ、コレ(^^;)。ここでの車高はサイドパネルの面積に影響します。スカートプレートを大きめに２ミリと見積もっても、サイドパネルはかなりオーバーサイズになりそうな模様です。どうしましょうか･･･。

　この頃仕事が忙しくて帰宅が遅いこともあり、イマイチ制作に進捗が見られません・・・。ここしばらくはＦＷ０７Ｃをいじっていました。ボディ下部およびサイドポッド側面パネルに手をつけたいのですが、結構ユウウツな作業なんですわ。ざっと考えただけでも、ボディに対するアンダーパネルの位置を確定し、リアの足回りブロックから車高を割り出す。そしてそれをもとにサイドパネルを新造する・・・という手順。めんどくせ〜〜(^^;;)
　まぁそうもばかり言っていられません。アンダーパネルから作っていきましょう。ところで、テナリブのパーツを使うつもりでいたアンダーパネルですが、ここでフト考え直しました。この０７Ｃ後期型に改修したボディは、いつかレジンで複製して前期型や他のバージョンを作ろうという目論みがあります。その際、複製ボディとタメオの０７だけ用意すれば作れる、という状態が望ましいですよね。アンダーパネルはテナリブじゃなきゃ合わないから、テナリブの０７Ｂも買わなきゃならない、なんてことになったらマヌケです。というわけで、当初の予定を変更して、アンダーパネルもタメオの０７から持ってくることにしました。タメオ０７のアンダーパネルは、そのままではフィットしません。ウィングカーのキットによくあるパーツ構成だと、ボディとサイドパネルが一体で、アンダーパネルはボディにすっぽり落とし込む要領なのですが、タメオの場合はサイドパネルが別パーツで、ボディ上部とアンダーパネルは貼りあわせるというスタイル。そのせいでアンダーパネルの横幅がやや大きく、プロバンス改造のボディには入らないわけですね。まずボディに残っていたサイドパネルは大きく切り欠いてしまいます。ボディ裏側に燃料タンクのような塊をポリパテで作っておき、ここでアンダーパネルと接続。このときモノコックも組み込んで、ストレスなく収まる位置に調整し、ビス留めしました。さらに、リアタイヤ前のスパッツの裏、ボディカウルとシャシーの組み合わせるところも、ポリパテでカバーのようにしています。これでアンダーパネルの組み付けはかなりカッチリとしたものになりました。
　色々作戦を立てながらですから、これじゃ進みも遅くなるわけだ。キットをそのまま作れるってのはすばらしいことなのね(^^;)

　先週録画したＦ１レジェンド、1週間遅れでやっと見ることができました。今回のはジル亡き後、初めてのカナダＧＰ。ＶＴＲの冒頭では、ノートルダムを疾走する往年のジルの雄姿が挿入されていましたね。彼は母国カナダで初優勝を遂げたのですが、このサーキットの最初のウィナーでもあったのです。カナダＧＰはそれまで主にモスポートパーク・サーキットで開催されていたのですが、偶然にもジルがフェラーリドライバーとして活躍しはじめた７８年に、このイル・ノートルダム・サーキットに移ってきたんですね。カナダＧＰの舞台としてその後長くＦ１が開催されつづけるこのコースは、ジルの亡くなったこの年、彼を記念してジル・ビルヌーブサーキットと改称されました。ここはまさしく、ビルヌーブの名を冠するにふさわしい場所なのです。不世出の英雄でした・・・。
　さて、レースではスタート直後にオゼッラのリカルド・パレッティが発進できなかったポールのピローニに追突し、更に複数台の事故が起こって中断。当然再スタートとなりました。ところがＴＶ中継の事情でただでさえ午後４時スタートと遅かったのが、リスタートは２時間後の午後６時。でも全然明るいんですよね。夏のカナダならではの出来事ですな(^^;;)。パレッティは結局この事故が元で亡くなってしまいます。初めて決勝レースに進めて、これからという時だったのに、さぞかし無念だったでしょう・・・。合掌。
　肝心のレースはそこそこバトルも見られたものの、全体としては淡々とした展開でした。ＢＭＷターボがピケのドライブで初優勝。解説の小倉氏も触れていましたが、普通ディフェンディング・チャンピオンは信頼性の高いマシンに乗りたがるものなんでしょうけど、ピケは新しいモノ好きなんでしょうか、エースでありながらＢＭＷターボの開発に積極的だったようです。後年ピケは、コスワースＤＦＶ、ＢＭＷターボ、ホンダターボと、３つのエンジンでそれぞれチャンピオンを獲得したことが自分の誇りだと言っていましたが、苦労して開発するというシチュエーション、結構好きなのかもね(^^)。
　それにしても最終ラップでガス欠続出には驚いた。ここまで続出すると、燃料を気遣いながら走ることが、本当に最速を争う場なのか、ちょっと疑問ではあるわな。これは今のピットインをからめたレース戦略と、本質的には同じです。燃料切れを気にしてセコく走るのは、ピット作業で時間を稼いでライバルの前に出るのと、発想的には同レベルじゃないですか？まぁ、単に速いだけではなく、複雑な要素が盛り込まれるから面白いイベントになるというのはわかるんだけどね。かのケケ・ロズベルグは引退に際し、燃費を気にしながら走るレースなどレースではない、と断じたとか聞きますが、ちょっと同感だなぁ。決勝レースで最初にチェッカーフラッグを受けた者が勝者、という根本的なルールが大前提ですから、そういうものだといえば、そういうモンなんでしょうけど･･･。